2023/10/29 日曜礼拝 ★聖書箇所★ 創世記22章1節(旧約聖書 P34)

『…神は彼に、「アブラハムよ」と呼びかけられると、彼は、「はい。ここにおります」と答えた。』
何かに夢中になると周りの声が聞こえなくなる事があります。それは喜びや楽しみに限った話しではありません。問題に悩まされる出来事でも同じです。あまりにも辛くて苦しい出来事なら、励ましや慰めの言葉も届かず、なるようにしかならないと塞ぎ込んでしまう事があるかもしれません。

アブラハムの状況がそうでした。次々に起こってくる問題が彼を苦しめていました。しかしどれだけの困難や艱難があろうと、彼はその中で静かに語る神の呼びかけを決して聞き漏らす事はなかったのです。何故ならアブラハムの信仰は、自分の人生の全ては、いつも神の
御手の中を歩んでいると確信していたからです。

私達の目には大切なものが奪われ、失っているように見える事があるかもしれません。でもイエス・キリストを信じる者の人生は、どのような者であろうと、どのような状況であろうと、神の御手の中を歩んでいる人生なのです。この人生を歩むなら、たとえ奪われ失う事があっても、それは一時的なものでしかありません。やがて取り戻す事が出来ます。だからいつもイエス・キリストを信じ続け、神の御手の中を歩んでいきましょう。