2023/12/3 日曜礼拝 ★聖書箇所★ マタイの福音書14章13~21節(新約聖書P29)
14節『イエスは舟から上がり、大勢の群衆をご覧になった。そして彼らを深くあわれんで、彼らの中の病人たちを癒やされた。』
私達は何か問題に悩まされるなら、他人の相談を聞く余裕なんてないと思います。それが突如として起こった悲しみであるなら尚更です。イエス様の状況がそうでした。自分が愛するバプテスマのヨハネの死を突然知らされたのです。
しかしイエス様のもとに集まってきた群衆は、イエス様の気持ちをよそに、自分の苦しみと悩みを解決して欲しいと求めてきたのです。普通であるなら受け入れる余裕なんてありません。でもイエス様は違いました。耐えがたい自分の苦しみと悲しみよりも、群衆を、私達を、苦しみと悲しみから救いたいと願い、深くあわれむ事を何よりも優先されたのです。
これこそがイエス・キリストが誕生されたクリスマスの意味です。世の中にとってクリスマスは祝い事の一つとして終えるだけです。でもイエス・キリストを救い主と信じる者は違います。口を閉ざしてしまうのではなく、愛する家族に、友人達に、イエス様こそが救い主であると、いつも伝えていきましょう。私達がどのような者であっても、その為にイエス様は私達を選んで下さっているからです。