2023/5/21 日曜礼拝 ★聖書箇所★ 使徒の働き 7章54~60節

60節『…こう言って、彼は眠りについた。』

私達の人生はいつも平安でいられる訳ではありません。どうする事も出来ない問題や悩みによって心配や不安になる事があります。それが自分の命を脅かすほどのものであるなら恐れてしまうのではないでしょうか。ステパノの置かれている状況がそうでした。しかもその最後は理不尽と不条理に苦しめられ、激しい痛みを伴って死んでいったのです。

でもステパノの最後は、嘆き悲しみ、絶望を抱きながらではありませんでした。どれだけ苦しめられようと、どれだけ失望し絶望するような状況であっても、それを丸ごと飲み込んでしまうほどの平安でした。それはステパノが、どんな中でもイエス・キリストを信じ、キリストご自身である聖霊が働いていたからです。この平安は世の中の平安とは異なります。しかしステパノに与えられた平安は、彼が特別だったからではありません。キリストを信じ、聖霊を求めて祈るなら、誰であっても与えられるのです。だから私達もステパノのようにイエス・キリストを信じ、いつも聖霊を求めて祈っていきましょう。