2024/10/27 日曜礼拝 ★聖書箇所★ 伝道者の書 (旧約聖書P1,138)

「伝道者の書」の人生観

ダビデの子ソロモンが書いたとされる『伝道者の書』は、聖書のなかでユニークな存在です。冒頭から「空の空。すべては空。」というように、虚無感、あるいは仏教的な諦感のような匂いを漂わせています。

同時にこの世の現実をシビアに浮き彫りにしています。たとえば正しい者(まことの神を信じる者)も悪しき者(そうではない者)も同じ結末を迎える、とか、知恵ある者も愚かな者も同じ目にあうとか。

現代社会に生きる私たちにとっても身につまされる現実ですが、なぜそうなのか、あるいは、そういう現実にどう対処すれば良いかなどの、具体的な記述は一切ありません。

では、この書は神さまからのどのようなメッセージを伝えようとしているのでしょうか。
きょうはそのことを皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。